事故後、相手の保険会社からの電話で言ってはいけない3つの言葉

交通事故の被害者になったら必ず避けて通れないのが相手保険会社との交渉です。

相手保険会社との交渉は、「自分は被害者だからすべてにおいて有利な立場になれる」と思ったら大間違い。

初回の電話で言ってはいけないNGワードを口にしてしまうと、後々の交渉に悪影響を与え不利な立場になってしまいます。

そこで、言ってはいけない3つの言葉を紹介します。

交通事故の被害者になってしまったら、まずはこのことを思い出してください。

①「新車にしてください」

新車にして下さい

これは購入して数ヶ月の車で被害事故に遭ってしまった方がよく口にする言葉です。

結論から言うと絶対に無理です。

本当に気持ちが分かるし、担当者だって同じ立場になったらそう言いたくなると内心思っていますが、今の日本では一度登録してしまった車はほとんど乗っていなくても「中古車扱い」されてしまいます。

走行距離が1000キロであろうが、買って1ヶ月であろうが新車を買うことができる賠償金を支払うことは不可能なのです。

もし、初回から「新車にしてください」と言ってしまうと、担当は物分りが良い女性社員から、堅物の男性社員やアジャスター(車の損傷を査定する専門家)にバトンタッチされ、後味の悪い示談交渉になってしまう可能性も少なくありません。

意味不明の専門用語で煙に巻こうとしたり、威圧的な態度をとったりと、決して気持ちの良いものではなくなります。

例えばこのような感じです。

被害者さん

「買ってから1ヶ月の新車だったんです。新車を持ってきてください」

威圧的な担当者

「ははは!いやあ、参りましたね。1ヶ月も乗っておきながら新車だなんて。

ご存知ないようだから言いますけど、車はね登録(※1)した時点で中古車なんですよ。

走行距離が1キロだって中古車。その証拠にレッドブック(※2)には発売されたばかりの新車の価格だって載ってるんですから。つまりそういうことですよ。

そもそもあなたの車の傷はフレーム(※3)までいってないんですよ。バンパー交換してフェンダーリペア(※4)して終わり。何が不満なんですかねえ」

被害者さん

「…。」

【※1 登録…陸運局で名義を登録しナンバープレートを発行してもらうことです。要するに車が自分の名義になるということです。】

【※2 レッドブック…保険会社が車の時価額(事故時点での市場価格)を調べるために使う本。新車から5~6年落ちまでのありとあらゆる車の市場価格が掲載されています。】

【※3 フレーム…簡単に言うと車の骨格です。車の骨格まで損傷が及んでいるのは事故の衝撃が大きかった証拠です】

【※4 フェンダーリペア…バンパーの両サイドからタイヤの上の部品をフェンダーと言います。リペアとは修理のこと。フェンダーは修理できるほどの傷なんだから大したことない、という意味で使っています】

いかがですか?

とっても感じが悪いですよね。

こんな担当者いる訳ないと思いたいところですが、敢えて、難しいことを言って被害者さんを納得させようとする古い交渉手法を使っている担当者も少数ですが存在します。

もちろんすべての男性担当者がそうというわけではありませんし、女性担当者のすべてが気持ちのよい対応をするわけではありませんが、男性担当者を敵に回すと厄介な状況になる事が多いです。

②「加害者に支払ってもらうからいいよ」

加害者に請求

初回の電話で、「慰謝料をすぐに持ってきてください」「部品を全部新品に交換して欲しいです」などの特殊な要求をした場合、保険会社はほぼお断りします。

そうすると「じゃあ加害者に請求します」とおっしゃるかたは少なくありません。

これもNGワード。

確かに加害者に賠償する義務があるので、気持ちは分かるのですが、「加害者=契約者」の賠償義務はすべて保険会社が肩代わりします。

法律で賠償すべきものはすべて保険でカバーできるのです。

それ以外のものを加害者に直接請求しようとしたら、保険会社は加害者を守るために弁護士に依頼する可能性があります。

もし、弁護士に依頼されてしまったら、確実に保険会社と交渉をするよりも厄介で長引きます。

なぜならば保険会社には解決までの目安日数があって、それを超えると上からうるさく言われるのですが、弁護士案件になった途端にマークから外れるのです。

「弁護士の先生に任せれば少々時間がかかってもいいよ」、というスタンスになるのです。

弁護士も早く解決してほしいという、契約者サイドの要望がなければ淡々と要求を拒否し、こちらの示談内容を提示します。

いくらごねても支払えないものは支払えないので、確実に受け取ることができる賠償金をしっかりと請求した方が得策です。

③担当者を罵倒する言葉

罵倒する言葉

事故直後、多くの被害者さんたちは気が立っています。

そこに保険会社の担当者が落ち着き払って、請求を却下します。

そうなると、担当者を罵倒する言葉を言ってしまう被害者さんが少なからずいらっしゃいます。本当に気持ちは分かります。

大切な車が壊れ、体も痛い、そんな時に保険会社は「支払えません」と言うのですから。

しかし、いくら保険会社の担当者だからといって罵倒はいけません。

担当者だって人間ですから怒鳴られたりばかにされたりすると腹が立ち、本当は支払えるかもしれない賠償金を支払う気が失せてしまいます。

具体的には、格落損害(おもに初年度登録から日が浅い車がフレームまで壊れてしまった場合、将来の下取り価格が下落することを賠償するもの)や休車損害(営業車が休んでしまったために被った損害を賠償するもの)です。

これらの賠償金は請求されれば支払うけど、絶対支払わなければならないものではないので、担当者の裁量に任せられる部分がかなりあります。

だからいくら腹が立っていても担当者の人格を否定するような言動は避けましょう。

お互いにとって何もプラスになりません。

まとめ

結局は、保険会社や「加害者=契約者」を脅すようなことはしても無駄どころか逆効果、ということです。

無理難題を言えば言うほど、物分りのよい担当者から難しい交渉を数多くこなしてきた経験値の高い担当者にチェンジしてしまいます。

そうならないためにも、初回から無理難題は言わずに正当な主張だけしておきましょう。

「示談内容に納得がいかない!」という人は「交通事故専門の弁護士」「無料相談(メール可)」するのがおススメです。

ふづき法律事務所

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