保険料未納で事故に遭っても、保険金を貰えることもある

自動車保険

自動車保険は保険料を支払っていなければ、事故が起きた時に保険金を支払うことができません。

だから私たちは事故報告書を受け取ったらまず、「保険料はきちんと支払われているか」をすぐに確認します。

追突事故を起こしたBさんの事故報告書を受け取った時も、すぐに保険料の確認をしました。

すると2ヶ月分の保険料が支払われていません。

慌てて、Bさんの契約内容を確認しました。

事故の時点で支払われていなくても、支払猶予期間までに支払えば保険金を支払うことができる可能性もあるからです。

しかし、残念なことにBさんは過去にも保険料の支払いが遅れていて猶予期間が短くなっており、事故を起こした時点で猶予期間も過ぎてしまい、保険金支払いは不能な状態でした。

私はすぐにBさんに電話をしました。

「B様、大変申し訳ございませんが、ただいまご報告いただきました事故ですが、保険料の支払いがないので対応することができないのです」

Bさん「そりゃないよ。これまで何ヶ月も支払っていたのに」

「先月と先々月の保険料の支払いがなく、支払猶予期間も過ぎてしまっているのです」

Bさん「今日払おうと思っていたんだよ。これから支払うからなんとかならないの?」

「申し訳ありませんが、そればっかりはいくらおっしゃられても、無理なんです」

Bさん「あんたじゃ話にならないよ!上司を出せ!俺の車も壊れてるし、相手の人は怪我もしてるんだよ!支払えないじゃ済まないよ!」

「上司も私と同じ判断でございますので、お支払いすることはできないのです」

結局こんなやり取りがしばらく続き、Bさんにはなんとかご理解いただけました。

その後、お相手への賠償の流れを説明し、お相手の車の修理代はBさんの自腹、お怪我の治療費や慰謝料は自賠責保険から支払われることに落ち着きました。

とはいうものの自賠責保険に請求する為には、1度Bさんが立て替えなければならないので、車の修理代など全てを合計すると「200万円」の出費になりました。

ちなみにBさんの支払っていなかった保険料は2ヶ月分で「8000円」でした。

8000円を支払わなかったばかりに200万円を支払う羽目になってしまい、自業自得とはいえ本当に気の毒でした。

こんな「保険料の未払いによる保険金が支払えない」という案件は、1担当者あたり月に1度は経験します。

みなさん自分で支払わなければならないので本当に苦労なさいます。

こうならないためにも保険料は遅れることなく支払いたいですね。

どうしてもお金が用意できない、という人は保険会社や代理店に電話をして最低いつまでに支払えば補償が切れないか、を確認しておくことをおすすめします。

いや~、200万は痛いですね。

ちなみに支払猶予期間ってどれくらいなんですか?

保険会社によって違うけど、だいたい普通の方は約2ヶ月、複数回大幅に遅れている人は約1ヶ月ね。

んじゃ、事故を起こした後でも、支払猶予期間内であれば保険料を支払うことで、保険金を受け取る事ができるんですか?

そう、そう。

だから支払いが遅れないように、支払い方法を「口座自動振替」や「クレジットカード払い」にしておくことをお勧めするわ。

それじゃ、今日も安全運転で!

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