雨の高速道路で新車が全損

全損した事故車

Bさんは私が担当した中で一番車が新しく、一番悲しみと怒りが大きな被害者さんでした。

Bさんが高速道路を走行していたところ、工事現場に遭遇。

ハザードをつけて停止していたら、後ろから来たバスに追突されてしまいました。

バスは工事現場に気づくのが遅れた上に雨で路面が滑ってしまい、かなりのスピードでBさんの車に激突しました。

Bさんの車は購入して1週間の新車です。

バスに追突された衝撃で左側のガードレールに接触し、後ろも横も大きな損傷です。

特に後ろはぺっちゃんこという表現がぴったりの状態。

幸いなことにBさんに大きな怪我はありませんでしたが、新車は全損です。

全損については「交通事故で車が全損扱いになった場合に、もらえるお金まとめ」をご覧ください。)

私は全損になったらBさんの車両保険からも、支払うことができる保険金があるのでバスの保険会社に連絡をして修理代や時価額が確定したら教えて欲しいとお願いしておきました。

時価額はBさんがバスの保険会社と直接交渉します。

ところがBさんは「同じ新車を持ってきてくれなければ示談しない」と言い張っていました。

気持ちはわかります。

話を聞くと、Bさんの車は注文から納車までに半年を要したそうで、待ちに待ってようやく届いた念願の車だったのです。

そして、初めてのロングドライブでまさかの全損。

私だって怒り狂うかもしれません。

けど、車は一回登録してしまえば買った翌日でも新車ではありません。

保険会社としては新車を買ってあげることは、100%できない状態です。

(なぜ新車に買い替えられないかは「事故後、相手の保険会社からの電話で言ってはいけない3つの言葉」をご覧下さい。)

バスの保険会社は、怒り狂っているBさんを持て余し、何度も私に助け舟を要請してきましたが、私からBさんに話をしたところで納得できる訳もなく、長い間交渉は膠着していました。

Bさんの車両保険は新車を購入することが十分に出来る金額だったので、先に車両保険から全額支払うこともできる、と何度もお話しするのですが加害者からの賠償でなければ気が済まないと頑なになっていました。

結局、1年経過しても決着がつかずに裁判になりました。

そして、バスの保険会社の主張が通り、Bさんは心が折れて、自分の車両保険から保険金を受け取り新車を購入しました。

もう一度新車を手にすることができたBさんは「こだわらないで最初からこうすればよかったよ」と言っていました。

このように、いくら新車で被害事故にあっても加害者から新車を購入する賠償金を受け取ることはほぼ不可能です。

だから新車に乗る時は、十分な車両保険をつける、もしくは「新車特約」をつけて、自分でリスクに備えることが重要です。

新車特約など自動車の特約については「自動車保険の特約ってどんなものがあるの?」をご覧ください。)

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