全損した車を修理して乗り続ける方法

『交通事故で車が全損になった場合に、請求できる保険金のまとめ』では全損した車の時価額を引き上げるテクニックを紹介しました。

しかし、このテクニックをもってしも自己負担する修理代が多く修理ができない方もいらっしゃいます。

特に年式が古いけど思入れのある車の場合、修理して乗り続けたいですよね。

その場合は、『全損になった車は保険会社に引き上げられるの?』で紹介しました「車両保険で車を引き上げて欲しくない場合」のやり方をした後にこの記事を読んでくださいね。

それでは「全損した車の修理代を少なくする方法」を紹介します。

中古部品、再生部品を使う

中古部品

一番確実で、安全に修理費用を抑えることができる方法です。

特にラジエーターやコンデンサーといった値の張る部品が壊れてしまっている場合は、部品代を半額以上節約することができます。

「けど中古って汚いんじゃないの?」
「再生って安全面が心配なんだけど」

そう思う方も少なくありません。

実は私も示談担当者になるまでは「中古とか絶対に嫌!」って思っていました。

しかし、研修で中古部品や再生部品を見てびっくり。
見た目は新品と全く同じです。

実際に新品と再生部品を並べてみたところ、どちらが新品なのか分かりませんでした。
もちろん安全面での心配もありません。

私の友達が再生ラジエーターを使った中古車に乗っていますが、10万キロ走っている今もまったく問題が起きていません。

保険会社の提携工場で修理する

「昔から付き合いのある修理工場がない場合はどうすれば良いの?」という人は、保険会社に修理工場を紹介してもらいましょう。

今では、ほぼすべての保険会社が「提携修理工場」を持っています。

技術が確かで、信頼の置ける修理工場のみを「提携修理工場」として認定しているのです。

提携修理工場は中古部品や再生部品の使用にも積極的で使い慣れています。

さらに、修理技術が厳しい基準をクリアしていますので、フレームが曲がっているような大破した車の修理も難なくこなすことができます。

また、修理中の代車を無料で貸してくれますので、修理期間が長引いても日常生活に支障が出ません。

もちろん、修理代も通常よりも値引きをしてくれますので、全損車両を修理することも不可能ではないのです。

提携修理工場はアジャスター(保険会社にいる車の専門家)と仲が良いので、アジャスターが「社長これちょっと頑張って修理してよ」と言えば修理してくれる工場も少なくありません。

実際に私が現役時代に、提携修理工場で全損から蘇った車は30台以上あります。

修理工場に頑張ってもらう

これは確実とは言えませんが、修理工場と昔からの付き合いがある場合はかなり有効です。というのも、保険を使うときの修理代は「定価」だからです。
(参考:『保険を使うと車の修理代が割高になるって本当?』

家電でも食料品でもメーカー小売価格はありますが、その値段で販売しているお店はほぼありませんよね(高級デパートぐらいなものです)。

修理工場も保険を使うのであれば「定価」、使わないのであれば「割引価格」で修理してくれます。

だから、修理工場に支払える上限金額を伝えれば、その範囲内で修理ができるかもしれないのです。

車両保険の金額が50万円、修理代が100万円というように大きな差が出てしまっている場合は無理だと思いますが、差額が20万円程度なら埋められる可能性もあります。

「社長、なんとかこれでやってくれないですか?お願いします!」と言えば嫌な顔はしないでしょう。

それでもダメでしたら「簡単ネット車査定(事故車対応)」というサイトもあるので、活用してみてください。

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