全損事故になったけど、「相手全損超過修理費用特約」で丸く収まった例

「全損超過特約」

「全損=揉める」というのが示談担当者の常識ですが、「相手全損超過修理費用特約(以下 全損超過特約)」という特約に加入していれば普通の事故と同じように丸く解決することもできます。

全損については「交通事故で車が全損扱いになった場合に、もらえるお金まとめ」をご覧ください。)

ここでは全損超過特約のおかげで無事示談解決できた例をご紹介します。

全損だけど修理できる!

契約者のAさんは居眠り運転で信号無視をしてしまい、20代の女性Bさんと衝突しました。

衝突する直前に気付いてブレーキを踏むも間に合わずに激突です。

Aさんの車は大破。Bさんの車も助手席側がぐんにゃりと曲がってしまいました。

私とアジャスターさんは事故報告書を見て、顔を見合わせ「全損確定だね」と言いました。

スピードが出ている事故は全損確率90%超と言っても言い過ぎではないほどです。

実際にアジャスターさんがBさんの車を見にくと全損でした。

アジャスター「結城さん、案の定Bさん全損だよ」

「やっぱり・・。けどAさん、全損超過特約入ってるからなんとかなりませんか?」

アジャスター「うーんギリギリかも。修理代が150万円ぐらいなんだよね」

「え!結構行きますね。Bさんの車の時価額いくらぐらいです?まだ初年度登録から3年しか経っていないし人気車種だから100万円ぐらいはあるでしょ?」

アジャスター「そうだね。レッドブック(中古車の市場価格が載っている本)だと105万円だね」

「ってことは155万円以内でおさまるなら修理可能っていう訳ですね」

アジャスター「修理工場の社長に頑張ってもらえば何とかおさまるかもね」

「じゃあ私はとりあえずBさんに全損通知した上で、修理するかどうか聞いてみますね」

私の会社の場合、全損超過特約は「時価額プラス50万円」まで支払われます。

ただし、修理する場合に限るので修理しなければ時価額のみの賠償となります。

修理するのか、それとも時価額を受け取るのかBさんに確認してみなければなりません。

「B様、今回ご迷惑をおかけしているお車の件ですが、確認させていただいたところ全損という状態になっております。お車の時価額よりも修理代が上回っている状態です」

Bさん「そうだと思いましたよ。あんだけ曲がってたら修理代高そうですよね。それで、私はいくら受け取れるの?あの車、思い出の車だから安かったら納得できないかも」

「はい、時価額は105万円と査定させていただいております。しかし、契約者のAさんが全損超過特約という特約に入っておりまして、B様が修理をご希望されるようでしたら時価額プラス50万円までは修理代をお支払いすることができます。B様の場合、修理代の見積もりが150万円ですので修理金額を全額お支払いすることができます」

Bさん「えっ?そうなんですか?じゃあ、あの車、修理できるってことですか?」

「はい!ご希望されれば修理代をお支払いさせていただけます」

Bさん「よかった!修理しなければ105万円の現金がもらえるけど、修理するんだったら150万円の修理代を支払ってくれるんですよね?私あの車気に入ってたから修理をして乗りたいです」

「かしこまりました。それでは修理する方向でお話を進めさせていただきますね」

Bさん「よろしくお願いします!」

Bさんは車に愛着があったようで修理ができると聞いて大変喜ばれました。

最近は全損超過の特約の加入率が高くなっているので(私の体感では60%以上)、このように全損でも揉めずに解決することが増えてきています。

みんなが全損超過の特約に入っていれば、全損で泣き寝入りする被害者さんはもっと減るはずです。

これから自動車保険の新規加入や更新、乗り換えを考えているのであれば、是非とも「全損超過特約」はつけておいてくださいね。

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